減夢は那須に住み、子どもたちの夢の話が大好きな青年だった。
しかし、子どもたちの夢が好きなあまり、夢そのものを自分のものにしたくなってしまった。それは、子どもから夢を奪うことであり、許されない事だと分かっているのだが、その欲望に負け、鬼怒に「減夢」という名の怪人されてしまったのだ。
それ以来、子どもたちの集まる場所に現れては「子どもたちの夢」を削りとっている。
『俺の名は減夢(ゲンム)子供たちの夢を削るために、怪人となったのだ!
俺と同じように、お前たちを「夢のない怪人」にしてやる。覚悟しろ!』